いしお痛みのクリニックの専門的な治療方法の一つとして「ブロック注射」があります。
わかりやすいようにブロック注射と記載しましたが、正式には薬液や注射する目的によって名前が異なります。当院での注射は様々な種類があります。
例えば、神経がターゲットの場合は神経ブロック・筋膜がターゲットなら筋膜リリース・関節の中の炎症をとるのなら関節注射となります。
痛みの原因となっている場所に直接、薬液(抗炎症薬・鎮痛薬)を注入することができるため内服よりも即効性があり効果が期待できます。
また痛みの部位に直接作用するため内服薬のように腎臓や肝臓などの臓器に負担をかけることはありません。
注射なのでやはり痛みを少し伴います。当院ではなるべく痛くないよう針の太さは0.4mmと0.5mmと非常に細い針を使用しています。
また非常に低い確率ですが、感染や血種などの合併症は存在します。詳しくは、診察時にお話しします。
これまではレントゲン撮影をして骨に異常がなければ、鎮痛薬や湿布を処方しながら経過をみていくという治療が一般的でした。しかし、超音波や透視の性能が上がったことにより、どこが悪いのかを原因をその場で診断しその場で治療できる可能性が増加しました。また原因が複数にわたる場合、どこが痛みの主原因になっているかを「診断的ブロック」をすることで見極めることができるようになりました。
当院での治療は全て、超音波もしくはレントゲンを使用しブロック治療をおこないます。
それらをしようすることで、
「できるだけ安全に・できるだけ正確に・できるだけ負担を少なく」が可能になります。
手術が必要になるケースももちろんありますが、保存療法で経過を見ることが可能な場合もあります。諦めずまず相談していただけたらと思います。