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首・肩の痛み|いしお痛みのクリニック

首・肩の痛み

首・肩の痛みから考えられる代表的な病気
変形性頚椎症・頚椎椎間板ヘルニア・頚髄症・頚椎椎間関節症(寝違え)・外傷性頚部症候群(むち打ち)・胸郭出口症候群・肩こり・四十肩五十肩・石灰沈着性腱板炎・腱板断裂

頚椎椎間板ヘルニア

頸椎椎間板ヘルニアとは何かをきっかけに頚椎の椎間板が後方(背中側)に飛び出すことによって後ろにある神経と接触し痛みを伴う病気です。

主な症状

頸椎椎間板ヘルニアの主な症状は首や肩・腕・手にかけての電撃痛や痺れが挙げられます。筋力の低下がみられることもあります。ひどい場合は夜も眠れないくらいの痛みが出現することもあります。

間違えやすい病気

怖い病気である出血や感染症はもちろん頚髄症との鑑別などは必須になります。その他、頸椎椎間板ヘルニアと間違えやすいものとして肩の病気であったり、首ではなく末梢神経の障害であったりすることも多々あります。そのため、身体・画像所見、血液検査の他に発症するまでの過程や全身症状がないかも確認します。痛みが強い場合は早期にMRIなどの画像検査が必要です。

治療のポイント

頸椎椎間板ヘルニアの治療は8本ある頚椎の神経の内、どの神経が炎症を起こしているかが重要ポイントです。
原因となる神経がわかれば、主に投薬と神経ブロックをおこないます。投薬は消炎鎮痛薬だけでなく神経痛特有の痛み止めも内服していただきます。神経ブロックは炎症を起こしている部分に超音波を使用し、直接抗炎症薬を注入します。

生活の注意点

痛みが強い場合は安静し、痛くなる動作(首を後ろに倒す等)をとらないことが重要です。必要ならば、サポーターなども有効です。

院長の経験から~

頸椎椎間板ヘルニアは保存療法で治る可能性も十分にある病気です。日常生活に支障をきたすため、辛いですが一緒に頑張っていただきたい病気です。薬も内服していただきますが、神経ブロックは非常に効果が期待できます。針も細く超音波を使用するため格段に安全になっています。是非一度診察させてください。

四十肩五十肩

肩関節周囲炎と言われ、何かをきっかけに肩周囲の組織に炎症が起き、肩全体に炎症が波及していくことで痛みが生じる病気です。

主な症状

四十肩五十肩には炎症期・拘縮期・回復期の3つの病期があります。炎症期は生活に支障をきたすほどの非常に強い痛みがあり、夜に痛みで目が覚めることもあります。拘縮期に入ると「凍結肩」といわれるほど固まって動かなくなってしまいます。

間違えやすい病気

四十肩五十肩の間違えやすい病気として、頚椎や内科的な原因から肩の痛みが出現することもあるため注意が必要です。また肩の病気の中でも高齢の方では変形性疾患、中年の方だと石灰(チョークのようなもの)が溜まっていたりガングリオンが原因であったりすることもあります。

治療のポイント

超音波やレントゲンを使用し、肩のどこに炎症をおこしているか?四十肩五十肩の痛みの原因などを確認します。鎮痛薬だけでなく、ブロック注射やハイドリリースを使用し「痛みの原因部位」と「痛みの原因を起こすことになった部位」にアプローチしながらリハビリを促していきます。可動性が悪い場合は肩関節授動術(サイレントマニュピレーション)を検討します。非常に有効な治療方法です。

特殊治療についてはこちら

生活の注意点

痛みが強いときは安静や寝方に工夫が必要です。また治療を始めてからは肩を動かしていくリハビリが重要です。家でどのようにしていくかなどはまたクリニックでお話しできたらと思います。

院長の経験から~

完治するのに1~2年かかることもあるといわれる四十肩五十肩です。仕事や趣味にも支障をきたす辛い病気です。しかし、超音波を用いたブロック注射・ハイドロリリース・肩関節授動術などにより良好な結果も出てきています。肩の痛みが強い場合は是非ご相談ください。

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