新しい五十肩治療の選択肢として
肩の動きが悪くなる原因に、本来伸縮可能な関節包(肩の関節を包んでいるもの)が炎症によってガチガチに固まってしまうことが挙げられます。
これまでは、リハビリで良くならない場合、全身麻酔下に手術しか選択肢がありませんでしたが、新しい選択肢の一つとして注目されています。
これは、直近の20例のデータをまとめたものになりますが、多くの症例で改善がみられます。(途中で途切れているものは、診察が終了したか、受診されなかった患者さんです。)
- 屈曲(手を前から上に挙げる動作)
- 外転(手を外から上に挙げる動作)
- 外旋(脇をしめて手を前から外に回転する動作)
治療にあたり、様々な合併症が起こることや、治療中に生活制限などもある上に、全員が良くなる治療というわけではありません。
しなくても良くなる可能性がある場合は、行なわないこともあります。
がしかし、肩の痛みと動きの悪さで困っている患者さんにとっては、選択肢の1つとしておすすめできる治療です。
まずは、診察させていただいて一緒に治療方法を考えましょう。